聖書の御言葉(日本基督教団 聖書日課より)
「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。」(ペトロの手紙一5.7)
私たちにとって一番難しいことは、自分を任せる、ゆだねる、預ける、ということではないでしょうか。自分を任せる相手を100パーセント信頼していなければ、恐くてそんなことは出来ないと思います。
けれども、もし、この自分のために命を与えて下さった方がいるとしたら、どうでしょう。私たちは、その人のことを信頼することが出来るはずです。イエス・キリストとは、そういうお方なのです。それならば、この方に対して、私たちは自分の全部を任せることが出来るはずなのです。ましてや、私たちの身の回りの小さな心配事や、日々迫り来る不安というものも、全部主にお任せすることができるはずなのです。
今、私たちをとりまく世界は、今まで経験したことのない不安と恐れに満ちています。けれども、これらのすべてのことも、「何もかも神にお任せしなさい」と言われているのです。それは、主がこれらのすべてを必ず益として下さるからに違いありません。そして、このことだけは、確かだと信じます。
今のこの試練が、私たちにとって、いったいどのような益をもたらすのかはわかりませんが、最善をなして下さる方がおられるのだから、その主に信頼して歩んでいきなさい、と主は今日も私たちに語りかけておられるのです。
תגובות