聖書 ローマの信徒への手紙8.31-39
「わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」(38-39節)
ここには、二つの「かくしん」が語られている。すなわち、パウロの主イエス・キリストに対する「確信」と、パウロが伝えようとしている福音の「核心」である。
それゆえ、この第8章31節~39節は、このローマの信徒への手紙の最大のクライマックスであると言えよう。さらに言えば、この手紙は、福音の真髄を説き明かしているので、ヨハネによる福音書第3章16節と並んで、聖書そのものの一つのクライマックスであるとも言えるであろう。
ヨハネによる福音書第3章16節といえば、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」と言われている通り、イエス・キリストによって示された神の愛を語っている。ここでも、やはり同じで、しかもどんなものも、その神の愛から私たちを引き離すことは出来ない、と力強く語られているのである。これは、決して偶然ではない。聖書のメッセージは、「神は愛なり」なのである。そして、そのことを私たちに示し、信じさせてくださる方が聖霊なのである。
明日は、その聖霊が私たちのために贈られたことを祝うペンテコステである。多くの方々が主によって呼び集められて、全世界でこのペンテコステの礼拝を喜び、祝うことが出来るように、心から祈り、願わずにはおれない。
祈りに覚える人 R・U姉
祈りに覚える教会 都農教会(宮崎県児湯郡都農町 竹井眞人牧師
鹿児島加治屋町教会(鹿児島県鹿児島市 松本敏之牧師
Comments