聖書 テサロニケの信徒への手紙一5.12-28
「あなたがたをお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます。」(24節)
ここには、私たちの信仰生活にとってとても大切な勧めが、それこそ綺羅星の如くちりばめられている。以下、自分の言葉でそれを語り直してみたい。教会のために労苦している者を重んじ、その者のために祈り、愛すること。教会員同士、互いに平和に過ごすこと。怠けている者たちを戒め、気落ちしている者たちを力づけてあげること。弱い者を助け、悪に対しても善をもって報い、忍耐強く接すること。いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝すること。御霊に燃えて、いつでも預言(福音)を語ることが出来るように備えておくこと。御霊によって、良いものと悪いものとを見分け、良いものは大事にすること。
この手紙が書かれたのは2000年も前のことである。それなのに、まるで今教えられているような新鮮さと鋭さがある。信仰生活にとって大切な勧めとというものは、どんなに時を経ても色あせないものなのだと思わされる。
ところで、このような信仰生活を、果たして全うすることが出来るだろうかと思わされる。むしろ、これらのことが、何年経っても新鮮に聞こえるということは、裏を返せば、これらのことが、こんにちもなお教会の課題であり続けている、ということなのだと思う。
しかし、それにもかかわらず、パウロはここでこう言っている。「あなたがたをお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます」(24節)。私たちも、この確信の上に立って、主の日に向かって、そこに一歩でも近づけられるように、今日も歩んで参りたい。
祈りに覚える人 F・N姉
祈りに覚える教会 竹田教会(大分県竹田市 尾崎明牧師)
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