聖書 ルカによる福音書7 .50
「イエスは女に、『あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい』と言われた」。
香油を主イエスの足に塗った女の人の話である。彼女は、自分が赦された罪の大きさを知って、主イエスへの感謝を香油によって献げたのである。それを、主イエスは彼女の愛として受けとめられた。
一方、主イエスを自分の家に招いたファリサイ派の人は、自分には罪がないと思っていた。だから、主イエスへの感謝も愛も示すことができなかったのである。
ここで気づかされることが、二つある。一つは、自分には罪がない、と思っているうちは、主イエスへの愛は生まれない、ということ。しかし、もう一つは、もし罪の自覚があったとしても、その罪が主イエスによってすでに赦されていると信じる「信仰」がなければ、やはりそこに愛は生まれない、ということである。いや、むしろ、罪が赦されたと信じて初めて人は自分の罪と向き合い、それを本当に認めることができるのだと思う。そこから悔い改めが生まれ、主イエスへの感謝と愛が生まれるのだと思うのである。だから、「あなたの信仰があなたを救った」と主は言われるのである。
こうして、我々の救いは、「初めから終わりまで信仰を通して実現される」(ローマ1.17)のである。
祈りに覚える人 M・T兄
祈りに覚える教会 鴨島兄弟教会 徳島県吉野川市 大田健悟牧師(https://uccjshikoku.wixsite.com/shikokukyouku/kamojima)
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