聖書 ルカによる福音書8 .25
「イエスは、『あなたがたの信仰はどこにあるのか』と言われた。弟子たちは恐れ驚いて、『いったい、この方はどなたなのだろう。命じれば風も波も従うではないか』と互いに言った」。
私たちは、あまりにも苦しい思いをし、辛い試錬に遭うと、主はなぜこんな目に自分を遭わせるのか、自分のこの思いを主はご存知なのか、なぜ自分をこんな思いにさせて放っておかれるのか、と思ってしまう。まるで、主が眠ってしまわれているかのように思えてしまうのである。ちょうどこの時の弟子たちのように。
しかし、それは私たちの不信仰のためであった。嵐の中でうろたえ、おびえ、気が動転してしまっている弟子たちをご覧になって、主イエスはまず嵐をしずめ、そして、静かに「あなたがたの信仰はどこにあるのか」とお尋ねになった。彼らの中に、信仰が消えてしまっていたのである。
私たちも、自分の中から信仰が消えてしまうような時があると思う。しかし、驚くべきは、そんな私たちの中にも、実は主は共におられるのだ、ということ。後になってからそのことに気づかされるのである。嵐のただ中にも、いや、そこにこそ主は私たちと共におられる。これこそが大事なことなのだと、今日のみ言葉によって改めて思わされる。
祈りに覚える人 M・T兄
祈りに覚える教会 阿波池田教会 徳島県三好市 大田辰夫牧師(https://uccjshikoku.wixsite.com/shikokukyouku/awaikeda)
石井教会 徳島県名西郡石井町 黒田道郎牧師
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