聖書 ルカによる福音書6.12-13
「そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。朝になると弟子たちを呼び集め、その中から十二人を選んで使徒と名付けられた。」
主イエスが夜を徹して祈り、父なる神の御心を尋ね求め、その結果選ばれたのが十二人の使徒であった。彼らは、まさに選り抜きの弟子たちであった。
しかし、その使徒の中に、「後に裏切り者となったイスカリオテのユダ」(16節)もいた。主イエスは、自ら選び抜いた弟子に裏切られたのである。この選びは失敗だったのか。
いや、決してそうではない。これこそが、父なる神の御心だったのである。父は、ユダが、いや、ここで使徒として選ばれているすべての弟子たちが御子を裏切り、見捨てることをご存知の上で、彼らを使徒としてお立てになったのである。つまり、使徒としてのふさわしさは、彼らのうちにあったのではなく、ただ神の愛のゆえに、彼らは選ばれたのだ、と言わずにはおれない。そして、その愛が、ついにはユダのために、またすべての使徒のために、さらに、我々すべての者たちのために、父は御子を十字架へとお付けになり、我々の罪の贖いを全うしてくださったのである。
この愛の選びの中に、今、我々もまた立たされている。この光栄と幸いを心に深く刻みつつ、今日も一日、感謝のうちに歩んでいこう。
祈りに覚える人 Y・S兄
祈りに覚える教会 卯之町教会 愛媛県西予市 尾崎武蔵牧師(https://uccjshikoku.wixsite.com/shikokukyouku/unomachi)
三瓶教会 愛媛県西予市 森分信基牧師(代) (https://uccjshikoku.wixsite.com/shikokukyouku/mikame)
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