聖書 ルカによる福音書12.6-7
「五羽の雀が二アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。それどころか、あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」
当時、雀は2羽で1アサリオンの値で売られていたそうである(マタイ10.29)。そうだとすると、本来は4羽で2アサリオンのはずだが、実際は5羽の雀が2アサリオンで売られていたのである。つまり、4羽買うと、1羽はおまけでもらえることになっていたということである。主イエスは、そのおまけの一羽さえ、「神がお忘れになるようなことはない」とおっしゃっているのである。
人間の価値観で人は評価される。よく勉強ができるから、よく稼ぐから、よい仕事をするから、、、。生産性があって、利益をもたらす者を高く評価し、生きているというだけで、特に何も生み出してはいない、むしろ、人の厄介にばかりなっている人には価値を見いださない。それが人間の価値観であり、評価である。
しかし、主イエスは、この値もつけられていないような、おまけの雀のことさえ愛おしく思い、大事に守っておられる神の御心こそが大事なのだ、とおっしゃるのである。そして、その御心によって、その雀以上に我々のことを大事に思っておられるのだから、「恐れるな」、とおっしゃるのだ。
これまでにないような最強クラスの台風が日本に近づいてきており、多くの者たちが不安の中に置かれている。どうか被害が最小限に留まるように、心から祈り願わざるを得ない。それと同時に、どうか主が共にいて守ってくださり、「恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている」と言って下さっていることを知る者とならせていただけるように、心から祈り願う。
祈りに覚える人 K・M姉
誕生日の人 9月6日 S・N姉
祈りに覚える教会 福山延広教会 広島県福山市 鎌野真牧師
福山東教会 広島県福山市 小片聡牧師
在日大韓基督教会福山伝道所 広島県福山市 李相徳牧師(代)
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